てんさいサイコー人間国宝

DD(どう考えても天才が 大好き)

横田くんのこと

先日カレイべが終わった。いや、まだ大阪があるんだけど、東京公演が終わった。横田くんのカレイべが東京以外で行われるのは初めてなので、まだあるなんて不思議な気持ちだ。

で、そのカレイべ、横田さんの個イベ特有の手作り感と内輪感*1に友達と大笑いして、横田くんとふんわり喋って、友達と美味しいものを食べて、さあ今年もいい感じにテキトーに過ごすぞーと意気込むという例年通りに終わる予定だったのだけど、横田くんがすごくいい話をしていて予想外に泣いてしまったので、ここに書き残しておこうと思う。

 

25歳を超えたあたりから30歳の節目を意識しているようなことをたまに言っていた横田くんが、30歳になる今年、「応援してくれる人が一人でもいるなら役者を続けたい」って言ってくれたんだよね。これ、勿論オタクならみんな嬉しい言葉だけど、私をずっと見ている人なら、どれだけ嬉しい言葉なのかわかってくれると思う。

 

読者の皆さんはこの自己犠牲自己陶酔爆裂キショオタク厨降りブログを覚えているだろうか。

tensaikokuhou.hatenablog.com

我ながらほんまきしょくてこうしてリンクを貼るのも恥ずかしいんですけど、これが2年ちょっと前のこと。あれから正気に戻った私は「たかが数十席のために心をズタズタにしたけど、無駄だったなー」と色々と吹っ切れていた。勿論来てくれた方々には感謝してもしきれないし、その方々には横田くんのお芝居を見てもらえたんだから無駄なわけではないんだけど、こう、ニュアンスは伝わってほしい。

で、もう私ってオタクじゃないなーでも一般人でもないキショい人間だわなーと思いながら気負わないDDとして過ごしてきた。楽だったかと言うと、微妙。気負わなかったと言えば噓になる。私自身が『かほ』というコンテンツになって、楽しかったこともあったけど、苦しかったこともあったし。それはコンテンツだから仕方ない。

他人は変えられないから自分が変わるしかないというのがこの世の真理で、だから私は空席が埋まらないことを勝手に背負い込んだつもりになっていた自己犠牲自己陶酔爆裂キショオタクをやめて、見たいときに見たいように好きなようにやってきた。元より別に頼まれたわけでもないんでね。

 

で、今年のカレイべで「初めてのカレイべはいつだったか」の話が始まったんですよ。2018年ね。

2018年のカレンダーイベントで「埋まってないから次できないかも」と横田くんは言った。

健康にオタクをするということ - てんさいサイコー人間国宝

これを思い出して胸がざわざわしながらその話を聞いていた。また後ろに人がいない話をするのかなって身構えてた。でも、特にそれには触れられなかった。

 

そしたらね、諸々締めの挨拶で横田くんが「応援してくれる人に改めて感謝しないと」みたいな話を始めて。びっくりしすぎて要所要所の記憶しかないから私の都合のいい記憶に書き換わっていたらそれは、すまん。

「役者という仕事を続けるか悩んでいて、そんな中でもファンの皆さんから貰う手紙に力を貰っていた。だから、応援してくれる人が一人でもいるなら役者を続けたい」

もうさ、流石にびっくりが止まらんになってしまって、気付いたら涙が止まらなくて、でも拭う時間も惜しくて、マスクが涙でべちゃべちゃになりながら横田くんの紡ぐ言葉に耳を傾けた。

 

空席云々の話をされる度に、いや、その前に今来てるオタクのことはどう思ってるのってもやもやしてきた。横田くんのことは大好きだけど、それを言われる度に胸が苦しかったし、オブラートに包まずに言うと、嫌だった。勿論埋まっていない客席を気にするのなんて当たり前だし、共演者にもいじられて(一生許さん)気にしないなんて無理なのわかるから、もうそういうもんだと思って割り切っていた。

それがこうして時を経て横田くんの口から「応援してくれる人が一人でもいるなら」なんて言ってもらえるなんて、本当に驚きだし幸せなことなのである。

 

それに、ネガティブをやめると言っていた。「僕なんて、」と言いがちな横田くんが、これからは褒められたら「普通です!」と言うと言っていた。いきなり自信家になるのは難しいから、とりあえず普通ですと言うらしい。横田くんらしくていいなって思う。私の大好きな人を卑下されるのはさ、やっぱ悲しいから。変わろうとしてくれるのが本当に嬉しいよ。

 

なんかもう、私ってオタクじゃないんですけど、それでも、私が無駄だったと思っていた日々があったからこそ、今の横田くんの言葉にすごく喜べて、幸せって思えて。今やっと、全部無駄だったってわけでもなかったのかなって思えてる。

 

あとね、私の第一印象を聞いたんですよ。もう絶対覚えとらんわって思ったし、実際かなり頑張って記憶をさかのぼってくれたんだけど、「すっごく笑ってた!ずっと笑顔だった!」って言ってくれて。いやテキトーに喋ってね?って最初は思ったんだけど、それ聞いてた友達も「かほはいつもにこにこしてる」って言ってくれて。なんか、それがもしテキトーに言ったとしても、横田くんの中で昔の私の印象を聞かれて出てきたのがそうであるなら、この先もそうあれたらいいなって思った。

 

2024年はね、もう8年生になるんだって。こんなにも長く一人の演者を好きでいられたことってないので、ずっと好きでいさせてもらえて感謝の気持ちでいっぱい。ありがとう。

約7年で私から伝わった愛を全身で表現してもらった。

右肩下がりやんけ*2爆笑

 

これからも無理はせず、たまにでも世界で一番大好きな横田龍儀さんのことを見続けられたら、それが私の幸せだなと思います。

横田くんがこれからも役者でいてくれますように。

 

 

 

おわり。

*1:馬鹿にしてるとかじゃなくてまじでおもろい、みんな一回来るべき

*2:知らんけど多分横田さんにそのような意図はない